学習のつまずきを早期発見!子どもの可能性を広げるサポート術

こんにちは。寺子屋ゆず教室長の言語聴覚士西村千織です。


学習障害や発達障害を有するお子さんは、学習において特有の課題(つまずき)を抱えていることがあります。

その課題は一見些細に見えることもありますが、放置すると自己肯定感の低下や学習意欲の喪失につながる可能性があります。

この記事では、学習のつまずきを早期に見つけてサポートするための具体的な方法をお伝えします。

お子さんの学習につまずきがあるのでは?と感じておられる保護者の方のご参考になればと思いますので、ぜひ最後までお読みください。

学習のつまずきとは?

学習のつまずきの定義

学習のつまずきとは、一般的な学習プロセスの中で特定の段階や分野において進行が停滞してしまう状態を指します。

たとえば、小学校低学年では文字を覚えるのに苦労する、計算が遅いといったことが挙げられます。

一方、小学校高学年以降になると、文章を読んでも内容を理解できない、数学の文章問題が解けないなど、より複雑な課題として現れることがあります。

つまずきを放置するとどうなる?

学習のつまずきを放置すると、お子さんは「自分はできない」と感じてしまい、学ぶことへの意欲を失う可能性があります。

これにより、成績だけでなく、長期的な社会的スキルや自己肯定感にも影響が出ることがあるため、早期発見が重要です。

学習のつまずきを見つける3つのステップ

ステップ1: 日常生活や学習の観察

お子さんの日常生活や学習態度を注意深く観察することが第一歩です。

以下のようなサインがないか確認してみましょう:

  • 宿題に取り組む時間が極端に長い。
  • 特定の科目を嫌がる。
  • 学校で配られたプリントをなくしてしまうことが多い。

これらのサインは、お子さんがつまずきを抱えていることのサインかもしれません。

ステップ2: コミュニケーションを通じて聞き出す

お子さん自身の気持ちや困っている点を聞き出すことも大切です。

ただし、直接「何ができないの?」と聞くと、プレッシャーを感じさせる可能性があります。

代わりに、「今日は学校でどんなことを勉強したの?」「楽しかったことは何?」といった質問を投げかけることで、お子さんの本音を引き出しやすくなります。

ステップ3: 専門家のサポートを活用

保護者だけで全てを解決するのは難しい場合もあります。

その際は、学校の先生や塾の先生、療育専門家に相談することを検討してください。

また言語聴覚士や心理士に相談することで、お子さんのつまずきの原因を明確にし、最適なサポートを提供することにつなげることができます。

寺子屋ゆずでの取り組み

寺子屋ゆずでは、学習障害や発達障害を持つお子さん一人ひとりに合わせたカリキュラムを提供しています。

具体的には以下のような取り組みを行っています。

  • お子さんの得意分野を伸ばしながら苦手分野を克服するプログラム。
  • 保護者の方と連携して課題を共有。
  • 自信を育むため、小さな成功体験を積み重ねる学習環境。

たとえば、読み書きに苦手意識があるお子さんに対しては、読解が難しい箇所を講師が口頭で補足したり、書きやすい道具に変更したり、お子さんに課題を選んでもらい好きな物語を題材にした読解練習を行う等、楽しく学びながらスキルを向上させる支援を行っています。

家庭でできるサポート方法

小さな成功体験を積み重ねる

お子さんが取り組みやすい目標を設定し、それを達成した際にはしっかり褒めてあげることが大切です。

例えば、「今日の宿題を全部自分でやれたね!」という具体的な声掛けが有効です。

お子さんの得意を伸ばす

お子さんが好きなことや得意なことを見つけ、それを学びにつなげる方法を探しましょう。

たとえば、車が好きなお子さんなら、車に関連する本を読むことで読解力を鍛えることができます。

親子で楽しく学べる方法

学習を遊びに取り入れることで、お子さんの興味を引きつけやすくなります。

たとえば、計算が苦手なお子さんには、買い物ごっこを通じて数字に親しむ体験を提供すると効果的です。

おわりに

学習のつまずきを知ることは、決してお子さんの能力の限界を示すことではありません。

むしろ、新しい学び方を見つけるチャンス、またお子さんの可能性を見つけてあげるチャンスでもあります。そのためには、「正しくつまずきを評価すること」「効果的なサポートを行うこと」が重要になります。

我が子のつまずきはどこなんだろう?と不安に感じられたら、一度寺子屋ゆずの体験授業にお越しください。

ヒヤリングシートをもとに言語聴覚士がお子さんの特徴や特性、つまずきの原因を評価し、講師がお子さんの学び方の特徴や今持っている学習の力を観察した上で、最適な学習の進め方をご紹介します。

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