【教材の紹介】課題に合わせた教材選びのコツと、牛乳パックブーメランから学べること

教材は、お子さんの課題に合わせたものを

寺子屋ゆずでは、講師がお子さん一人ひとりの状況に合わせた教材を用意しています。

既存の教材を使うこともありますが、多くは講師がお子さんの課題に合わせた教材を作成しています。

モノであったり、書き取りシートであったり、多種多様のお子さんに最適化された教材を作り、授業の中で使用します。

教材はご自宅に持って帰ってもらい、練習に使っていただいたり、親子や兄弟でのあそびに使ってもらったりすることもあります。

上の画像は、その一部ですが、ここに並べられた教材を見て、なにか感じることがありませんか?

そうです。

ドリルのようなものがありません。

もちろん、お子さんによっては、ドリルを使うこともありますが、多くのお子さんでは手作り教材に加え、パズルやカード、色紙、クレヨンなどを使った制作活動を取り入れています。

年長児さんに限らず、小学生のお子さんも同様の教材を使って学習を進めます。

ドリルや漢字練習帳などをあまり使わない理由

寺子屋ゆずでは、ドリルや漢字練習帳など、一般的な学習塾で使うような教材を使うことはほとんどありません。

それにはいくつか理由があります。

一つは、学習に遅れのあるお子さんの場合、解けない問題を繰り返し練習させたから分かるようになる、というものではないからです。

それよりも、学習の躓いている本質的な部分に対して、アプローチする必要があります。

それを行わない限り、いくらドリルを繰り返しても、理解は進みません。

躓いている部分を解決してあげることが、何より取り組むべきことです。

 

二つ目は、苦手なことを繰り返しさせることは、自信を奪うばかりだからです。

誰でも好きなことや得意なことは、寝食を忘れ没頭することがあります。

だからこそ、さらに上達し、自信もつきます。

一方で苦手なことを繰り返しさせられると、どんどん嫌気がさし、さらに「できない」「自分には無理」という気持ちが強くなっていきます。

そんな気持ちがいっぱいになると、「勉強は楽しくない」「勉強から逃げたい」という気持ちになっていきます。

だから、苦手意識のあるドリルなどを行うことよりも、得意な活動を通して「できた!」「楽しい!」「もっとしたい!」という気持ちを育てていくことが必要なのです。

 

それぞれのお子さんの得意なこと、自信を持てそうなことを正しく評価し、一人ひとりにあったプログラムを設定することが何より大切です。

牛乳パックブーメランから学べること

上の写真は、ある男の子さんに使った、牛乳パックで作ったブーメランです。

「ブーメランを作って飛ばす」という遊びの裏に隠された目的をご紹介します。

講師の岩井によると、このブーメランでは「分解」することを一つの主題にしています。

そしてそこから、「多様性のある視点を持とう!」ということを学ばせる目的があります。

 

もう少し詳しく解説しますね。

 

「ブーメランについて知りたいなら、分解していいんだよ」という視点で教えます。

そして、実際に分解させてみます。

ここで子どもに伝えたいメッセージは、「ものは分解して、いろんな面から見ていいんだよ」ということ。

つまり、「ものには裏側がある」ということを知ってもらうのです。

 

こういったことを学ぶことで、ものだけでなく、「すべてのことには、見えない部分があり、そこを見ることで違う世界が見えてくる」ということが理解できるようになります。

例えば、「言葉の裏」であったり、「表情の裏側」であったり、人と人との関わりにおいても表も裏も、側面もある、ということを学ぶことにつながります。

まさに、ソーシャルスキルトレーニングそのものなのです。

 

もちろん、ブーメランに興味を持ち、分解し、仕組みを知ることで、学ぶということは「知らなかったことを知ることができるようになること」「できなかったことができるようになること」だと思えるようになります。

 

そういった学ぶことの意味を理解し、学ぶことに面白さを感じることができてはじめて 、学校の勉強への取り組みが始まるのです。

多くの学習支援の場では、その基本となる考え方が欠如しています。

だから、いくら学ばせても、学ぶことの面白さを感じることなく、むしろ学ぶことが苦痛になっていくのです。

これからもオリジナル教材にこだわります

学習の弱い部分を底上げしてあげたいのに、学ばそうとすればするほど、子どもが学習を嫌いになっていく。

こういう負のループに陥らないようにするためにはどうすればいいか。

それは、「学ぶことを、楽しいと感じられる取り組みをすること」に他なりません。

達成感や自信を持つことができてから、本当の学びが始まるのです。

 

そして、牛乳パックブーメランのように、遊びを通じて、ものや世の中の仕組みを学んでいくことができます。

そういった学習は、単なる学習ではなく、「生きる力」を育てます。

本来学びとは、勉強能力の向上を目指すものではないはずです。

学ぶことは、「生きる力をつけ、生きる楽しさや面白さを学ばせること」であるはずです。

 

ゆずでは、今後もお子さんが自信を持つことができるため、オリジナル教材にこだわり続けます。

そして、ゆずグループの理念である「できない理由を探さない。できる方法を考える」を学習支援を通して、実践していきます。