代表メッセージ

私は自閉症などの発達障害があるお子さん専門の言語聴覚士として、20数年病院および公的療育センターで、のべ数万人のお子さんに対して言語聴覚療法を実践してきました。

また、2020年から、弊社が運営する児童発達支援事業所「発達支援ゆず」に参画し、言語聴覚士として、また児童発達支援管理責任者として発達特性のあるお子さんへの支援を行ってきました。


これらの長い経験から学んだことは、「発達特性のあるお子さんは、それぞれに個性があり、困りごとやサポート方法も個人によって違いがあるため、画一的な支援ではなく個別性のある支援が求められる」ということです。

近年、発達障害という概念は広がってきました。しかし、正しい理解という部分では、まだまだ発達特性を一元的に捉えられている傾向があり、学習のつまずきや集中できないといった課題においても「やる気がない」「わがまま」「努力が足りない」などと誤解され、努力を強いられることもあります。

また、診断のつかないグレーゾーンと呼ばれるお子さんたちについては、一見して特性が分かりづらいため、より「子ども自身の問題」と言われてしまうことがあります。


私は、こういったお子さんたちの一見「問題」と思わる行動や発言を「子どもからのヘルプサイン」と捉えています。

そしてそのヘルプサインに気づき、困りごとの理由と手だてを考えること、つまり「工夫すること」が大切だと考えています。


寺子屋ゆずにおいても、ただ単に勉強を教えるといった画一的な関わり方をするのではなく、学習や友だち・先生との関係性構築において「つまづきの原因や理由」を見つけ、それに対する工夫や解決方法を、お子さん・保護者の方と一緒に取り組んでいく姿勢を大切にしています。


また、寺子屋ゆずの担当講師に対しては、発達障害や発達特性に関する正しい知識とお子さんの行動の理由、それに対する具体的な手立ての手法や考え方などについての座学研修を実施し、また発達支援ゆずでの実地研修を実施することで、担当のお子さんの特性を理解し、お子さんにあった学習プログラムや活動プログラムが構築できるようにしています。


寺子屋ゆずでは、自分に自信が持てないお子さんたちに、学習や活動を通して「自分にもできた!」「もう一度挑戦してみよう!」という気持ちを育て、「学ぶって、楽しい!」を体感してほしいと考えています。

そんな小さな積み重ねが、やがてお子さんが自ら「私の未来は、きっと輝いている!」と前向きに思える力になると信じています。

プロフィール

■西村千織(通称:むぎちょこ)
・株式会社ILLUMINATE取締役/寺子屋ゆず代表・コーディネーター
・発達障害専門の言語聴覚士(臨床経験26年)
・SNSでの総フォロワー数が5万人を超える、発達支援領域で最も有名な言語聴覚士の一人。

【経歴】
・関西学院大学文学部(教育心理学専攻)卒、国立障害者リハビリテーションセンター学院 · 言語聴覚学科卒。
・発達障害児専門の言語聴覚士として、ボバース記念病院、箕面市・篠山市・神戸市などの公的療育センターに勤務後、姫路市総合福祉通園センター(ルネス花北)に17年間勤務。
・2020年4月~株式会社ILLUMINATE入社、発達支援ゆずに勤務。担当言語聴覚士、児発管を経て、現在は保育所等訪問支援事業訪問支援員および事業所管理者。
・2024年4月〜寺子屋ゆず代表・コーディネーターに着任予定。
・療育系YouTuberとして自閉症などの発達障害に関すること、療育に関することなどを発信する傍ら、療育事業所専門コンサルタントとして療育事業所スタッフ様への助言や研修を実施(10事業所様のコンサルティングを担当)。

【メディア等】
・YouTubeチャンネル「こども発達LABO.」「療育支援者の学校」「発達支援ゆず公式チャンネル」に出演中。
・voicyパーソナリティ
・YAHOO!ニュースに神戸新聞さんからの取材内容が掲載(オンライン言語聴覚療法の実践について)他


【著書】
・言語聴覚士が考案!言葉を引き出す親子あそび100選(PHP研究所)