
こんにちは。寺子屋ゆず代表、言語聴覚士の西村千織です。
朝、玄関で足が止まる。
「ちょっとお腹が痛い」「今日は行きたくない」とつぶやく。
夜は夜で、宿題をめぐって親子で言い合いになり、「どうせやっても無理」と投げやりな言葉が返ってくる。
こうした場面は、どのご家庭にも起こりうるものです。
まだ学校を休んでいるわけではないですし、成績が大きく下がったわけでもありません。
けれど、「なんとなく気になる」「このままで大丈夫だろうか」と感じる小さなサインに気付く方もおられるでしょう。
実はその「ちょっとした違和感」の中に、学校への不適応や不登校につながる芽が隠れていることがあります。
今回は、その芽をどう見つめ、どう整えていくかについてお話しします。
小さな「つまずき」が、やがて「行きたくない」につながるまで
発達特性や学習の凸凹があるお子さんの場合、つまずきはとても小さなところから始まります。
たとえば、「文章を読むのに時間がかかる(読みの困難)」、「黒板の指示を聞き取って、同時にノートに写すのが難しい」、「計算の手順が頭の中で整理しきれない」などです。
一つひとつは「少し苦手」程度に見えるかもしれませんが、授業は待ってくれません。
分からない時間が積み重なると、「勉強がしんどい」という感覚になります。
それがやがて、「授業が怖い」「学校そのものがしんどい」へと広がっていきます。
周囲からは、「集中力がないのでは」「やる気の問題では」と見えてしまうこともあります。
でも本人の中では、「がんばっているのに、うまくいかない」という体験が増えているのです。
その積み重ねが、「行きたくない」という言葉になって表現されます。
これは、怠けでも甘えでもありません。「合わない学び方」を続ける中で、お子さんなりに精一杯やってきた結果なのです。
子どもの不調は、家族の生活リズムにも影響します
お子さんの不調は、保護者の方やご家族の生活にも影響を及ぼします。
例えば、朝の行きしぶりが続くと、出発時間が読めなくなります。
出社前に学校へ連絡を入れ、様子を見ながら送り出す。
仕事中も、「今日はちゃんと過ごせているだろうか」と気になってしまう。
電話が鳴るたびに、ドキッとする。
そんな日々が続くと、保護者の方も消耗していきます。
夜、宿題を見てあげているときに、うまく進まないと、つい強い口調になる。
言い合いになり、自己嫌悪に陥る。
お子さんもつらいですが、親御さんもつらい。
気づけば、家も学校も「ほっとできる場所」ではなくなってしまいます。
さらに、状況が長引くと、お父さん・お母さんの仕事や生活リズムにも影響が出てしまうことがあります。
お気づきの通り、これは誰かが悪いのではありません。
そうなってしまう「理由」があるのです。
だからこそ、早い段階で「学びのミスマッチ」を整えることが、とても大切になります。
早めに手を打つことで守れるもの
大きな問題が起きてから動くのは、エネルギーがいります。
例えば、学校との調整、医療機関の受診、生活リズムの立て直しなどです。
もちろん、それが必要な場合もあります。
けれど、もっと手前で整えられることも多いのです。
早めに手を打つことで守れるものは、たくさんあります。
それは、お子さんの「これから選べる道」。
興味の広がり。
友人関係。
「やってみよう」と思える気持ち。
そして、親御さんの仕事や生活も、大きく崩れる前に軌道修正ができます。
問題が深刻になってから大きく動くより、早めに小さく動くほうが、子どもにも親にも負担は少ないのです。
早めに手を打つことで、これらを守ることができます。
寺子屋ゆずで大切にしていること
寺子屋ゆずは、発達特性・学習障害がある、またはその可能性があるお子さんに特化した個別学習塾です。
私たちはまず、「なぜつまずいているのか」を一緒に整理します。
読みの力なのか。聞く力なのか。ワーキングメモリ(頭の中で一時的に情報を保つ力)の問題なのか。
原因が分かれば、対策は見つけやすくなります。
そして、マンツーマンで、その子に合った学び方を提案します。
順序を変える。提示の仕方を変える。量やスピードを調整する。
すると、「分かった!」という小さな成功体験が積み重なります。
私たちが目指しているのは、単なる点数アップではありません。
「自分でもできる」という感覚を育てることです。と同時に、保護者の方へのサポートも大切にしています。
家庭での声かけの仕方や宿題との向き合い方。学校との連携のポイント。
こうした具体策を共有し、保護者の方が毎晩「先生」にならなくても良い状態を目指します。
なぜなら、家庭はお子さんにとって安全地帯であり、親子関係が穏やかであることは、学力以上に大切な人生を育む土台になるからです。
まとめ
すべてのご家庭に当てはまる万能な答えはありませんが、「早めに知っておくことで避けられること」は確かにあります。
小さな違和感を、「まだ大丈夫」と飲み込まずに、一度立ち止まってみてください。それだけで、未来の選択肢は変わっていきます。
もし気になることがあれば、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
お子さんの可能性も、ご家族の安定も、どちらも大切にできる方法は、きっとあります。
体験授業のご案内
もし、お子さんの「行きしぶり」「宿題バトル」「塾に通っているのに成果が見えない」といったことでモヤモヤしていれば、寺子屋ゆずの体験授業にお越しください。
体験授業では、いきなり問題を解かせるのではなく、お子さんの「つまずきポイント」や「学び方の特徴」「思考の癖」などを丁寧に見させていただきます。
「どこを改善すると分かるようになるのか」「どう伝えれば理解しやすいのか」
こんなことを一つずつ確認していきます。
教室の雰囲気や指導の進め方は、実際に体験していただくのが一番よく分かります。
寺子屋ゆずの体験授業で、お子さんが安心して取り組めるかどうかも、ぜひ直接感じてみてください。
体授業のお申し込みは、こちらのフォームからどうぞ。
※体験授業で、無理に通塾を勧めることはありませんので、ご安心ください。
寺子屋ゆず‐学びに困り感のある子どものための個別学習塾 